レビュー紹介 / 「ヱヴァ」は品川駅を出発しました(ネタバレなし): たけくまメモ
「ヱヴァ」は品川駅を出発しました(ネタバレなし): たけくまメモ
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-486f.html
編集家の竹熊健太郎さんの感想です。
旧作とは全然違う。確かに大筋は一緒だし『エヴァ』には違いないが、もう別作品と言っていい。前回の『序』であえてテレビ版の序盤そのままをなぞって見せたのは、これをやるための前振りだということがよくわかった。
まさに!!という感じです。大筋は同じですが、とことん物語がつめてあり演出面でも恐ろしいほどエンターテイメントとして完成されていました。
さて、ラジオ出演時に氷川さんが
「同じ駅から出発して、平行して走る二本の路線がありますよね。出発から途中までは車窓の風景は同じなんだけども、途中の駅で方向が別れて全然違う景色が広がる。今度の『ヱヴァ』は、喩えるならそんな感じ」
とおっしゃってました(※)。それで俺が
「ははあ。東京駅から出発した山手線と京浜東北線が、途中の品川駅で渋谷・新宿方向と横浜方向に分かれるみたいなものですね」
と言ったんですが、概念としてはそのように理解していても、実際見るまではどういうことなのか、サッパリわかりませんでした。しかし今は、『旧エヴァ』は山手線で東京から渋谷方向に走っているが、今度の『ヱヴァ』は京浜東北線で、品川駅を通過して横浜方向に走っていることがはっきり理解できました。山手線に乗っても京浜東北線に乗っても、東京から品川までは同じ駅に停車するので、車窓から見える景色は同じわけです。
※氷川竜介さんからのご指摘があり、山手線と京浜東北線のたとえ話は鶴巻監督が企画段階で出した「破」のコンセプトだそうです。
そうすると二次創作と評されるのも間違いではないと思いますね。同じ世界なんだけど別の視点が見せられているというか。エヴァは庵野監督の頭の中と考えると旧作1995年~1997年にかけての頭の中と、新劇2007年~2009年にかけての頭の中を見せられてる事に(ベースは同じだけど、変化が起きている)なるのかなと思いました。
年月をかけて庵野監督自身がエヴァを頭の中で整理してるのか、無駄が徹底的に排除されすぎかなと思うところもありますが、明らかに旧作よりストーリー、キャラクターの像が明確になっています。終着駅ではどんな光景が観れるのか今から楽しみですね。
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